日本のホラー映画のほうが世界に誇る怖さだっていうのは、観ているともう本当に嫌になるぐらい怖いので分かるんですけど、観てる自分としてはある程度は安全に観たい、という甘えがあるもので、ハリウッドのスポーティなホラーのほうが楽に観られるっていうのがありますね…。
あまり詳しくないのだけれど、「もうそれギャグだよ!」っていうのは明らかにJホラーのほうが多いように思う。でもギャグなのに怖いのよね!
海外のホラー映画は、ギャグっぽく感じると結構安心できるのだけど…。『スクリーム』とか怖くないし。
『呪恩』とか、「どういう話だっけ?」って全然思い出せないぐらい、あの男の子のことしか覚えていません。あの男の子はどう考えてもヒョッコリ出てきすぎだし、実際あの映画って観ていて笑いが止まらない人もいるらしいんだけど、その気持ちは本当に分かる!と思うのに、観ていると私はほんと怖くてダメ……。青白く顔を塗った男の子が現われるだけで怖いなんて、そんなわけあるのかしら……。
「ホラー漫画」というくくりだと、わたしは不快のためだけのスプラッタもグロも本当に苦手なので、たとえば『ホラーM』とかは読めません。伊藤潤二とかも読めないだろうなあ……。
でも山岸涼子とかは、どんな作品でもわりと平気で読んでいます。ああいう精神的なものは好きだなあ、と思います。癒される。
「どうしても流行の『リング』が観られない」という話をしていて、高校時代の友人だった子と見よう!という話になったのだけれども、結局は2人して早まわしばかりで全然観られなかったなぁ。その彼も二十歳ぐらいのときに事故で亡くなり、でもごくたまにごく自然な気持ちで、「今どうしているかなあ」と思うことがあります。人間として未熟すぎて、お互いのことも世界のことも何もわからないままでしたね。いろんな風に人と仲良くしたり、ならなかったり、流したり、受け入れてみたりということを経てみた今となっては、あれが友情だったのかさえ、さだかではない。
今なら会っていろんな刺激的な話もできるだろうと思うのですが。
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